このホームページは、これまで一方的な搾取をしてきた動物たちとの関係に大幅な変革を試みようとする人たちの思い・考えを伝えるサイト、 だと思います。

あの世に行くまで建設中!

動物倫理・動物との関係論
アニマルライツ(動物の権利)総論

確かな技術と自由な発想 新しいライフスタイルをご提案します

アニマルライツ(動物の権利)とは、端的に言うと人と同じように動物も殺されない、搾取されない権利のことを指します。とは言ってもピンとこない人も多いのでは? まぁ確かに・・・
という事でより多くの人にご理解いただけるように、その考え、近年のその動向など少しづつですが色々な観点から幅広く伝えていこうかと思います。

初めに

  • アニマルライツ(動物の権利)という言葉を知っている人は日本でどれくらいいるのであろうか?    おそらくほとんどの人が耳にしたことがないであろう、では動物愛護という言葉はどうだろうか、そしてしれに対してどのようなイメージを持っているだろうか?                       私事だが動物の権利運動を知る前の動物愛護のイメージとは、犬・猫の保護活動などコンパニオンアニマルに対しての愛護活動であった。おそらく多くの人はそのようなイメージではなかろうか?        では動物の権利思想とはどのようなものなのか、それは上で述べているようにコンパニオンアニマルだけに限らず全ての動物に対し等しく殺されない・搾取されない権利を与えようとするものである。
    当然その思想は現在人にあらゆる面で利用されている動物(食用のため、衣服のため、医療のため、etc)を全て解放すべく運動となり、これまでの動物愛護運動の一線を越えたところにその思想がある。
     ということを初めて耳にした人はまったくもってビックリだまげた話に思うかもしれない、当然これまでの価値観、ライフスタイルを180度転換しなくてはならないわけであるので。
    その思想を実践するとなると当然菜食主義になり、衣服も動物性の素材を放棄し、医療における動物の利用もさけるために行動をおこさないといけなくなる。
    当然私の仕事のメインである牛乳を販売して利益を得る行為も止めなければならなくなるわけである。
    しかしながら現状の、動物が我々と同じく感受性を持っている生き物でもあるに関わらず、その動物の殺害現場も見ずのうのうと涎の滴る肉料理を平然と食べ、当たり前のように動物実験が繰り返されている状態は一歩引いて見てみるとやはり何処かおかしいものに見えないだろうか?
    その疑問に正面から向き合いその搾取にNOを突きつけた者が今のところ動物の権利支持者ということだろう。
     微々たるものだが現実に世界的にこの運動は広がりをみせており日本でも着実に広がりをみせ、そのような行動を起こしている人は増えている、そしておそらく今後もしばらくは増え続けるだろう。
    というのもそのような人たちのエネルギーは計り知れないほどに強いため急速な広がりが進む可能性を秘めているからである。
    つい先日渋谷で毛皮動物の救済のためのデモに300名弱の人が集まった、それは数年前から継続されている。そしてこの問題に関心を持ち毛皮廃絶を訴えている人はデモに参加した300名弱の人だけでは収まらない、おそらくその数10倍、数100倍はいるものと思われる。
    また今年は動物愛護法の改正が取りまとめられ、去年法改正の検討に伴って募集された国のパブリックコメントには12万もの市民の意見が寄せられた(この場合は動物の権利思想というよりは主にコンパニオンアニマルのための法改正のものであった。ちなみに5年前の法改正の時は1万前後でしかなかった)。現在多くの国民の関心ごととなっている原発のパブリックコメントですらその数は8万であったことを考えると動物を愛護する市民の気持ちは大幅に増加しており動物の保護思想(大まかな概念だが)は急速な盛り上がりが出てきているといえる。
     ではそのような人たちは現実にどのような生活と行動をしており、またどのようなことからその思想をもつに至ったのだろうか?(そのような人たちの呼称は実は難しい、動物の権利論者となると完全に搾取を廃止しようとしている者となるし、動物愛護者となると対象となる動物に差があったりと思想があやふやであったりする、そういった名称から誤解や疑問をもたれることもあるため、ここではあくまでそのような人というのを”動物の権利を今まで以上に高めようとする者、現在人にだけ与えられている倫理観を動物まで拡張しようとする者”という幅広くファジーな意味を込めて、簡単にアニマルライツァーとでも呼ぶことにしようか)
     さて一度アニマルライツァーになるとその生活は大変困難なものになる、実際の生活面だけではなく人間関係に大きな溝を残すこともしばしばである。菜食主義の実践では外食はとても困難なものになり毎回手に取る食品のラベルから動物性素材が無いかを確認しなければならない、また身の回りの生活用品の購入には動物実験を経て作られたものかどうかを一々気にしなければならなくなる。
    そして思いを知らない人にその思想を打ち明けた時の反応にも大変困惑したりもする(これがとにかく大変)、私の経験だが一度「可哀そうだから食べない」と何気なく言ったところ「植物だって生きているじゃないの!」と激高されたことさえもある。要は可哀そうだから食べないという人の存在だけで相手にとっては大きな心的負担になる事があるのである。これはおそらくアニマルライツァーなら誰でも経験することであろう。
     このサイトはその思想自体について、理論的根拠、アニマルラーツァー達の現実と苦悩、など幅広い観点から述べより多くの人たちに理解してもらうために立ち上げた。というのもアニマルライツァーと今まで通り自分が搾取している動物たちに何も関心を持たずに過ごしている人との心的ギャップはとても激しい、そこから起こる摩擦や誤解、これも時には甚だし、私がこの問題に関心を持ってから3年くらいたつがその間に思い経験した事をこのサイトを通して伝え、そのギャップを幾らかでも縮められれば良いと思うしこのサイトで述べる事を見てくれれば自然とそうなると信じている。
     最後に私も動物倫理の専門家ではないので勉強しながら時間がある時にチョコチョコと加筆していくような形になると思う、そして私の中では一生問題としてこれに取り組むつもりであり気が向いたら筆をとる感じで進めていくつもりなので気長に付き合っていただければ幸いに思う。
    また文章の専門家でもないので誤字脱字、文法がおかしい、説明不足などでいつの間にかの加筆修正があるとは思います、より分かり易く伝えるためとの思いからなのでご理解下さい(このトップページの文面もいつの間にか今の何倍にもなっているかもしれません、笑)、また大幅に考えが変わった時などは訂正と表記させて頂きます。

     動物たちとのより良い関係の構築を願い。                       2012 10 31
  • 私事
     ではありますが簡単に自己紹介と何故アニマルライツァーになったのかの経緯でも少しお話しようかと思います。というのも得体の知れない何処の誰ぞが何かを言っても聞く方は話半分になるでしょうし、大事なことなのに信頼をおけないというのであれば有益ではないと思いますので。
     私の仕事は牛乳とお米の販売です、小さな商店で家族経営を細々と続けております。
    牛乳の販売とはいわゆる個人のご家庭に早朝配達をする牛乳屋さんのことで、それが利益の大部分をなしております、お米はそのついでとしてやっている程度でした。
     さてそんな私が動物問題に関心を持ったのは確か4,5年前のことだったでしょうか?当時家にいた犬の病気のことからインターネットで色々調べものをしているうちに動物問題を提起しているサイトに辿り着き、そこで毛皮動物の置かれている現状を知ることになりました。
    その動画にはタヌキが一匹一匹カゴから粗雑な扱いで取り出され棒で叩かれ頭を踏まれ暴れるタヌキを抑えるために大きなナタで手足をストンストンと切られ、挙句の果てにはまだ意識があるにも関わらす皮を剥がされている映像が流れていました。その動画は、そのタヌキが自分の毛皮が無くなり全身血だらけの自分の体を見渡した後再びうつろな目をしてカメラの方にふり返ったところで終わっていました。
    (これは2005年にスイスの動物愛護団体が中国で撮影した世界的に問題となった映像でアニマルライツ界では有名な動画でしょう。これがきっかけでアニマルライツァーになった人も多いのではなかろうか?)
    しばらく怒りと恐怖に震え大きな衝撃を受けた私は、勿論このような行為は絶対許されない、多くの人にこの現実を知ってもらって世の中を変えさせなくてはいけないと強く思いました。そしてそのサイトで伝えてあるようにまずは知り合いに見てもらい何かしらの運動をしてもらうために、割と動物に優しいと思われる二人の友人にメールを送りました。
    帰ってきた一人目の反応は「俺はその動画は見れないけど毛皮は買うつもりはないし良くないと思う」という、積極的な活動はしないけどその行為を否定することは理解するといったものでした。しかし二人目の返事は「自分が生きていることによって多くの命が奪われているのも事実だから考えるときりがない問題なのでそういうのは辛くなるだけだから見ないことにしている、またそういうことを処罰したいなら政治家か金持ちになってやっつけるしかないね」という、その後度々出くわす消極的でありがちな意見でした。
    自分としては自分よりも動物には優しいのではないかという友人のまさかの返事に戸惑いその時は相手を否定せず「そうだよね・・」と返事をして穏便にその場をすました記憶があります。これだけ酷い行為の現実があろうともこういった、人間に搾取される動物に対しての問題となると人は心を閉ざし前向きな思考を止めてしまう人が多いようです、そのことをいきなり知ってしまった私はその後も1年くらいはあまりこの問題には首を突っ込んではいけないのかと悶々としながら過ごしていました。
    しかしながらこれだけ衝撃的な問題に一度関心を持ってしまうと元々好奇心が旺盛な性格であるためか色々インターネットを通して見てしまうものなのです、そして自分が知らない知ろうとしない裏側では毛皮動物だけでなく悲惨な畜産の現場、虐待を受ける畜産動物の動画や画像、信じられないようなおぞましい動物実験の動画や画像etc、があることを知ることとなりました。
    やはり目をつぶっている、この問題を意識の外に追いやる、それは正当化出来ない良くないことだとの思いが徐々に強まり大体3年前くらいでしょうか、個人的には菜食主義を目指しこの問題を世に問おうと決心したのは。
    その後ネックになったのはやはり自分の仕事についてです、この動物の権利問題というものに取り組んでいるのに自分で問題となる行為を行い利益を上げ生きている、この矛盾を抱えたままではいけない、そして約2年前お米の販売に利益をシフトするため、簡単なものであるが精米機を導入し玄米で仕入れて店頭で量り売りをするという最近認知され始めたお米屋のスタイルで販売することを決めるに至りました。また家畜の生態を重んじながら育てている酪農家の牛乳や放し飼いの鶏卵なども取り扱うようになりました。
     今は両親には少し手伝ってもらっているだけで兄と二人で仕事をこなしています、このお店は父の代から始めたもので私一人の意見では仕事内容をそう易々と変えれはしません、なのでいずれは私一人分の給料はお米の販売をメインにしたもので賄うつもりでやっていくつもりでおります。
     以上簡単ですが自己紹介を兼ねて。。

NEWS新着情報

2012年12月10日
動物の権利思想基礎理論のページを少しだけ進めました。
続きがいつになるかは不明・・・
2012年10月31日
とは言ってもまだトップページしか作ってませんのであしからず。
2012年10月31日
「動物の権利総論」のサイトをオープンしました。

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